皮膚科学教室は昭和38年11月1日、 皮膚泌尿器科学講座から分離独立し初代教授に坂本邦樹先生が着任された時にはじまります。 坂本教授は厚生省特定
疾患天疱瘡調査研究班の班長として活躍され、この方面で全国的に名が知られるようになりました。
平成元年4月、2代目教授に白井利彦先生が就任され、電子顕微鏡を用いた膚疾患の研究ならびに水疱症の診療・研究を精力的に進められ、日本電顕皮膚生物学会理事長も務められました。 平成12年9月には3代目宮川幸子教授が就任され、膠原病、水疱症などの自己免疫性皮膚疾患の診療・研究に一貫して取り組まれ、 その研究成果は国際的にも高い評価を得ています。
平成19年5月には4代目教授として浅田秀夫が就任しました。教室には現在約20名が在籍し、関連病院とともに、奈良県における皮膚科・形成外科診療の中核を担っています。 さらに100名余の教室同門の先生が、県内外で活躍しています。 教室の主な研究・診療のテーマは、 「皮膚免疫・アレルギー」「水疱症」、「ウイルス性皮膚疾患」、「紫外線による皮膚障害」「創傷治癒・皮膚の再生」、「皮膚病理組織学」など多岐に渡り臨床 への還元を目指した研究に日々取り組んでいます。 特に「免疫・アレルギー」については、日本アレルギー学会認定教育施設として、アレルギー専門医の育成にも力を注いでいます。
県全域から患者さんが訪れ、皮膚科の年間外来患者数は延べ28,000名にのぼります。
入院患者数も年間約200名あり、悪性腫瘍が1/3を占め、形成外科と連携して診療に当たっています。
皮膚病理診断にはバーチャルスライドをいち早く導入し、近年では超音波検査も精力的に行い、臨床・画像・病理を融合して診断精度の向上に努めています。
豊富な症例数を背景に、高い臨床能力を持った皮膚科専門医の育成に力を注いでいます。
教 授 浅 田 秀 夫 Hideo Asada
資 格:皮膚科専門医、医学博士、アレルギー専門医・指導医
所属学会:日本皮膚科学会、日本研究皮膚科学会、日本ウイルス学会、日本アレルギー学会、日本皮膚免疫アレルギー学会、他
准教授 新 熊 悟 Satoru Shinkuma ( 外来医長 )
資 格:皮膚科専門医、医学博士
所属学会:日本皮膚科学会、日本研究皮膚科学会、日本臨床皮膚科医会、日本再生医療学会、他
講 師 宮 川 史 Fumi Miyagawa
資 格:皮膚科専門医、医学博士
所属学会:日本皮膚科学会、日本研究皮膚科学会、日本皮膚悪性腫瘍学会、他
学内講師 小 川 浩 平 Kohei Ogawa
資 格:皮膚科専門医、医学博士 ICDP-UEMS認定国際皮膚病理専門医
所属学会:日本皮膚科学会、日本皮膚病理組織学会、日本皮膚悪性腫瘍学会、アメリカ皮膚病理学会、日本研究皮膚科学会、他
助 教 正 畠 千 夏 Chinatsu Shobatake ( 医局長 )
資 格:皮膚科専門医、医学博士、日本超音波学会専門医
所属学会:日本皮膚科学会、日本超音波医学会、他
助 教 西 村 友 紀 Yuki Nishimura ( 病棟医長 )
資 格:皮膚科専門医、医学博士、アレルギー専門医
所属学会:日本皮膚科学会、日本アレルギー学会、日本研究皮膚科学会、他
助 教 濱 田 健 吾 Kengo Hamada
資 格:皮膚科専門医、
所属学会:日本皮膚科学会、他
診療助教 中 西 佑季子 Yukiko Nakanishi
資 格:皮膚科専門医、
所属学会:日本皮膚科学会、他
医 員
飯 岡 弘 至* 中 野 さち子* 長谷川 文 子* 岡 村 理 沙* 越 智 安 奈* 福 盛 知 珠* 金 谷 悠 司* 有 馬 亜 衣* 服 部 祥 子* 森 明 日 香* 宮 本 鈴 加* 米 田 織 江* 福 田 敬 子* 秋 岡 伸 哉* 吉 田 徳 子* 岡 村 麻衣花* 橋 本 匠* 濱川 健太郎* 南 有 紀 * 横 山 友 亮* 衞 藤 景 子* 川 西 智 子* 大 畑 美可子* 笹 谷 てるる* 竹 村 千穂美* (*皮膚科専門医)
特任助教 御 守 里 絵
博士研究員 大 﨑 茂 芳 葛 城 麻実子
臨床教授
岡 﨑 愛 子 ( 南奈良総合医療センター皮膚科部長 )
勝 見 祥 子 ( 市立奈良病院皮膚科医長 )
臨床講師
光 井 康 博 ( 奈良県総合医療センター皮膚科副部長 )
非常勤講師
福 本 隆 也 ( 福本皮フ病理診断科 )
非常勤医師
真 柴 久 実 ( 奈良県西和医療センター形成外科医長 )